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大型バイクを1年で手放した理由【S1000RR】

バイクコラム
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今回は「大型バイクを1年で手放した理由」というテーマでお話していきます。

僕は以前にBMWのS1000RRという個人的には世界で1番カッコ良いと思っているバイクに乗っていました。

しかし様々な理由から1ヶ月に数回、3ヶ月に1回と段々と乗らなくなって結局は小型バイク(KLX125)を新たに購入してS1000RRは約1年で手放しました。

ということで今回はなぜ僕がずっと憧れていたS1000RRを1年で手放してしまったのかお話していきたいと思います。

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①気軽に乗れない

1つ目は気軽に乗れないです。

よく恋愛ドラマとかで高嶺の花と付き合ったは良いけど傷つけたくないが故に、大切に扱いすぎてうまくいかないみたいなやつがありますよね。まさにそんな感じです。

僕はバイクに傷がついても乗れたら何でも良い派の人間なので、今まで乗ってきたバイクや今乗っているバイクの傷はあまり気にならなかったのですが、S1000RRに関してはずっと憧れていたのと高級車ということもあって、めちゃくちゃ気を遣って乗っていました。

ジャケットやシューズは車体に傷がつかないようにジッパーが露出していないものや金具が一切ついていないものを選んだり、出先でも自分の目の届かないところには駐車したくないので、店内からバイクが見えなくなるような店にはそもそも入らなかったりとそれはもう人生はじめての彼女並みに大切に扱っていました。

しかしこれも恋愛と同じで慣れてくると度の過ぎた気遣いのせいで「乗りたいけど精神的にしんどいから乗りたくない」となって、結局は乗る頻度が少ないのに持っていてもお金がかかるだけで勿体ないから売ってしまったという感じです。

人によっては乗らなくても盆栽バイクとして手元に置いておくという選択肢もあると思いますが、個人的にはバイクは乗ってなんぼのもんやと思っているので、手放すという結果になりました。

僕のように腫れ物に触るようなレベルまでいかないにしても、大型バイクは色んなところに気を遣うから乗る頻度が少なくなってしまったという人は僕の周りにも結構いるので、自分の行動が制限されるほど大切にしすぎるのも良くないのかなと思いました。

ちなみに売るときまで僕がS1000RRに傷をつけることはなかったですが、父親がガレージの物置から荷物を取り出すときにミラーと間違えてカウルに体重をかけてしまってカウルを割ったことがあります。

そのときは社外カウルをつけてたので良かったですが、純正カウルのときにそれをしてたらおそらくぶっ〇〇てたと思います。

②姿勢がキツい

2つ目は姿勢がキツいです。

S1000RRはスポーツタイプのバイクということもあって、前傾姿勢がめちゃくちゃキツいです。

どれくらいキツいかというと、感覚ではシートに座っているのではなく、四つん這いでステップとハンドルに乗っているようなイメージです。

サーキットを走る分にはそれくらいの姿勢が走りやすくて丁度良いですが、街中の走行においては正直しんどいだけでした。

特に個人的にしんどかったのが腰と腕で、腰の痛みを逃がすために骨盤を起こすと腕が伸びきってしまって、腕の痛みを逃がそうと肘を曲げると腰が丸まって痛くなるので、ずっとバイクに乗りながらモゾモゾし続けないといけないという気持ち悪い拷問を受けることになります。

スポーツタイプのバイクに乗っている人が走行中に立ち上がったりしている光景をよく見かけますが、まさにそれですね。

短距離であれば我慢できますが、中距離長距離になってくると休憩を挟んでも痛みがとれないので

またあのカッコ良い拷問器具に乗らなあかんのか…

みたいな感じで段々バイクに乗るのが億劫になっていきました。

身長が180cm以上あればここまでしんどくはないかもしれないですが(当方172cm)、これは身長が低ければ低いほど 腕が短ければ短いほど悪化していくと思うので、S1000RRに限らず大型のスポーツバイクに乗りたいと思っている人はある程度の覚悟はしておいた方が良いと思います。

③エンジンの排熱

3つ目はエンジンの排熱です。

大型バイクはエンジンからの排熱がヤバいという話は有名ですが、S1000RRは僕が乗ったことのある大型バイクの中でも群を抜いて排熱がヤバかったです。

「排熱くらい我慢すれば良いやん」と思った人もいると思いますが、我慢するとかいうレベルではなくてジーパンだと冗談抜きで太ももが火傷するレベルの熱さでした。

それだけ熱いと街中でニーグリップなんてまずできないですし、乗るためにはジーパンではなくレザーパンツが必須だったので、夏場は本当に地獄でした。

これもS1000RRに限らず大型バイクは排熱がヤバいものが多いですし、大型バイクを買ってから夏場はめっきりバイクに乗らなくなってしまったという人も多いので、エンジンからの排熱についてもある程度の覚悟は必要になってくると思います。

④小回りが利かない

4つ目は小回りが利かないです。

大型バイクは低速でのUターンにめちゃくちゃ気を遣います。

小型バイクや中型バイクであればある程度運転に慣れている人なら適当にパッと身軽にUターンすることはできますが、大型バイクはそういうわけにもいきません。

なぜなら大型バイクは小型バイクや中型バイクに比べて全長が長くタイヤが大きいので、どうしてもUターンに必要なスペースも大きくなってしまうからです。

さらに車重も重く少し傾けただけでも一気にバイクが倒れてしまうので、転けないためには極力バイクを傾けないようにUターンをする必要がありますが、バイクを傾けずにUターンをするのにも相当なスペースを要します。

もっというとスポーツタイプの大型バイクはハンドルの切れ角がめちゃくちゃ小さいので、低速でなおかつバイクを傾けずにUターンができる場所というのは本当に限られてしまいます。

なのでナビ(主にG〇〇gleマップ)に変な道に連れてこられてUターンをせざるを得ないようなときは人一倍苦労することになります。

最悪バイクから降りて押せば狭い道でも方向を変えることはできますが、大型バイクは取り回すのも一苦労ですし取り回し中に転かす人も多いので、どちらにせよ大変なことには変わりないです。

こういった理由で普段使いすることが億劫になってしまって、小型バイクに乗る頻度の方が高くなるというのも大型バイクあるあるの1つだと思います。

⑤街中で楽しめない

5つ目は街中で楽しめないです。

当時の僕はしっかりアクセルを回して音を楽しみながらギアをガチャガチャ変えていくのがバイクらしい走り方と思っていました。

なので音の割に遅いと評判のバリオスは僕の中ではまさにバイクらしい走り方ができる、街中でも楽しめるドンピシャなバイクだったのですが、S1000RRはそういった楽しみ方は一切できません。

1000ccにもなってくると1速でも100km/h以上出るものが大半ですし、そもそもパワーがありすぎて音を楽しめるほどアクセルを回すことも下道ではできません。

そして低いギアでも街中の走行に必要な速度が十分に出てしまうので、ギアチェンジをする頻度も圧倒的に少なくなります。

アクセルを必死に回さなくても良い、ギアチェンジを頻繁にしなくても良いというのは今の僕からすると楽で良いなと思いますが、当時の僕が理想としていた楽しみ方はできませんでした。

バイクの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、僕が言うようなバイクらしい走り方を大型バイクでもしたいという人は1000ccよりも600ccや750ccといったミドルクラスの大型バイクを購入することをオススメします。

まとめ

以上が僕が大型バイク(S1000RR)を1年で手放した理由でした。

全ての大型バイクがこれらに当てはまるというわけではないですが、何かの参考になれば幸いです。

↓動画verはこちら↓

 

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