「思ったタイミングで発進できない」
「もっとスムーズに速く発進したい」
街中を走るライダーは青信号になると同時に颯爽と走り抜けていきますよね。
皆さんは自分がイメージしていたような街中を走るライダーのようにスムーズな発進ができていますか?
実は教習所で基礎として最初の時間に教わる発進のままでは、素早く発進することはできないのです。
では、どのようにすれば速く発進できるようになるのか、コツや注意点を解説していきます。
速い発進の仕方
- アクセルを一定に回す(教習車であれば3000〜4000回転程度)
- 半クラッチをつなぐ
- バイクが動き出したらさらにアクセルを回す量を増やしつつ、クラッチも緩めていく
1〜2が教習所で基礎として最初に教わる発進の仕方です。
最初は回転数を一定に合わせる練習をしてもらうのと、アクセルを不用意に回しすぎて急発進してしまう方が多いので、「アクセルは一定に回した発進してください」と教える教習所が多いはず。
しかしバイクは特性上、クラッチを緩めていくと回転数が勝手に下がっていく乗り物です。
回転数が下がったままでは、どれだけクラッチを緩めていってもそれ以上に速度が上がることはありません。
なので追加でアクセルを回す量を増やしていく必要があるのです。
発進が速くなるコツ
音と速度が同時に上がっていくような発進をしましょう。
街中でライダーが発進するときの音をイメージしてください。
速度と共に音が大きくなっていっていますよね。
音が鳴っていないのに速度が上がっていくバイクを見たことがないはずです。
上記したように、半クラッチがつながると回転数は勝手に下がっていくので、いくらクラッチを緩めてもそれ以上速度が上がることはありません。
発進が速くできない方は、発進時にせっかく回していたアクセルをバイクが動き出すと戻してしまう傾向にあります。
半クラッチをつないでバイクが動き出したら、徐々にアクセルを回す量を増やしていきましょう。
このときアクセルを回す量が微調整できないと、急発進してしまったり回転数(音)だけが上がってしまいます。
アクセルが思ったように回せない方は、ぜひこの記事をご覧ください。
発進が遅いとダメ?
ルール上、発進が遅いとダメというわけではありません。
しかし、発進が遅いと街中でも教習所内でもデメリットしかないです。
- 交差点を曲がる機を失ってしまう
- 渋滞を引き起こす原因になる
- 煽り運転される可能性がある
街中では流れに乗ることが重要になってくるので、素早い発進は事故防止のためにも必須です。
教習所内では交差点を曲がれるタイミングがあったのに、発進がモタついたせいで曲がれなかった場合は減点対象になります。
また、試験課題である急制動で発進が遅いと加速する時間がなくなってしまうので、発進が遅い方は急制動も苦手な傾向にあります。
このように発進が遅いと様々な問題に繋がってしまうので、教習が1段階の間に素早い発進を身につけられるようにしましょう。
まとめ
教習所では発進が遅くても事故が起こることはまずありませんが、街中では事故やトラブルの元になる可能性があります。
教習所に通っている間に素早い発進を心がけて練習することをオススメします。
あなたも街中を颯爽と走るライダーになれるよう、頑張っていきましょう。
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