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【上達の近道】バイクに乗り始めて1年目に知りたかったこと4選

事故を起こしたくない人へ
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今回は「バイク1年目に知りたかったこと4選」というテーマでお話していきます。

僕はバイクに乗り始めて約10年、そしてその内の約5年間を指導員として活動してきました。

今でこそある程度は自信を持ってバイクを運転することができますし、ありがたいことにプロとして活躍されている方や同業者に褒めていただくこともありますが、一指導員レベルに達するのに10年はかかり過ぎです。

 

なんでこんな遠回りをしてしまったんやろ…

と考えた結果、バイク初心者の間に知らなかったこと・勘違いしていたことが多すぎたんですよね。

そして多くのライダーは身近に指導してくれる人がいない限りは、僕と同じような非効率的な道を辿っていく可能性が高いです。

なので今回は皆さんが少しでも近道できるように、バイク初心者の頃に知りたかったことについて解説していきたいと思います。

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①上半身の脱力

1つ目は上半身の脱力です。

僕が初心者の頃は、バイクは重く力のある乗り物なので、相当な力を加えて動かさないと上手く扱えないと思っていました。

例えばコーナリングでは上半身の力を使って強制的にバイクを寝かせたり、低速でバランスをとる際は必死にハンドルにしがみついてハンドル操作をしていました。

正直このような運転方法でも教習所の試験課題であるスラロームや一本橋はクリアできましたが、強制的にバイクを動かしているだけなので、応用の利く知識も技術も一切身に付きませんでした。

そしてバイクは過度な力を加えるほど素直さがなくなる乗り物なので、力を加える→素直さがなくなる→強制的に動かすためにもっと力を加える→もっと素直さがなくなる…という負のループから抜け出せなくなります。

さらに力むという行為は、バイクだけではなくライダー自身にも体の可動域が狭くなったり反応速度が遅れる等といった悪影響を及ぼすので、上手くも快適にも安全にも走れないというもう最悪な状態になってしまいます。

このような運転を続けていては運転のレベルが上がらないのは当然のこと、事故に繋がりやすい運転を無意識のうちにしてしまうことになるので、初心者の間から上半身の脱力は意識すべきだと思います。

特にバイク初心者の方は僕のように意識的に力を加えていなくても、緊張や恐怖心から知らないうちに力んでしまっている可能性が高いので気をつけていきましょう。

②基礎が大事

2つ目は基礎が大事です。

バイクの運転が上手い人、1つ例を出すとUターンが上手い人に「Uターンのコツを教えてください、何か秘策があるんでしょ?」と助言を仰いでも十中八九「いや、普通に曲がってるだけですけど…」という返事が返ってきます。

何故このような返事が返ってくるのかと言うと、バイクの運転が上手いからといって何も特別なことをしているわけではないからです。

サーキットやジムカーナのような競技をプロとして行っているレベルの人は別ですが、一般的にバイクの運転が上手いとされている人と初心者がやっていることは同じです。

では上手い人とそうでない人ではどこに違いがあるのか、それは基礎の練度です。

バイクの基礎といえばアクセル・クラッチ・ブレーキ等が挙げられますが、バイクの運転が上手い人というのはこれらの使い方が上手いだけなんですよね。

ところが初心者は

  • 基礎練習は面白くないから
  • ある程度できるから

と、基礎をすっ飛ばして応用をやりがちです。

一部の天才はそのような方法でも上手く技術を習得していきますが、常人にはまず無理です。

例えるなら算数もできないのに数学をしているのと同じ、英語でいうと単語や文法が分からないのに英文を読むのと同じですね。

できないこともないですが並行してやらないといけないことが多くなり、ゴールまでの道のりはより険しいものになります。

そうなると成功体験も少なくモチベーションを保てないので

自分にはバイクのセンスがないんや

と勘違いしてしまうんですよね。

そして何より頑張って時間をかけて応用を身に付けたとしても、基礎の練度が低いまま成長してしまった人は全体的に運転が荒いです。

ただ何となく走っているだけなのに謎の安心感がある人と、速いけど安心して見ていられない人の差はここにあると思います。

基礎練習を積むというのは遠回りに見えるかもしれないですが、常人にとっては一番の近道と言っても過言ではないので、上手くなりたいのであれば教習所で教わったような基礎というのも大事にしていきましょう。

③バイク歴の長さと上手さは比例しない

3つ目はバイク歴の長さと上手さは比例しないです。

バイク歴が長い人=バイクの運転が上手いと勘違いしがちですが、決してそんなことはありません。

これは他の記事でもお話した例になりますが、この記事を読んでいるほとんどの人が自転車歴何十年という経験があるのにも関わらず

自分は自転車の運転が上手いです

と自負している人は少ないのではないかと思います。

なのにこれがバイクになるとバイク歴何十年という経験があるからと、自分はバイクの運転が上手いと勘違いしてしまう人が多いのですが、残念ながらバイク歴の長さと上手さは比例しません。

何故ならバイク歴の長さと比例するのは単なる慣れで、慣れで習得できる知識と技術は天井が低く一定のラインで止まってしまうからです。

これも例え話になりますが、幼少期にお箸の練習をしてそこから何十年とお箸を使っていると思いますが、お箸使いは成長しましたか?

箸検定を取得するために練習している人は別ですが、ほとんどの人はある一定のラインからお箸を使う技術に変化はないと思います。

それと同じでバイクの運転に慣れて、そこからただ乗っているだけでは成長しているとは言えず、どれだけバイク歴が長くても知識と技術は変わっていません。

なのでバイクの運転が上手くなりたいのであれば、とにかく回数をこなすことを目標にするのではなく、練習という意識を持ってバイクに乗る必要があります。

公道でもできる練習についてはYouTubeで詳しくお話しているので、興味がある方はリンクをチェックしてみてください。

④色々な情報を取り入れる

4つ目は色々な情報を取り入れるです。

ここまでああしろこうしろとお話してきましたが、この記事に限らずマッスルバイク教室で発信している情報を盲信するのはおすすめしません。

何故ならライディングテクニックやバイクについての考え方は千差万別なので、いくら実績のある人が発信している情報といえど自分や自分のバイクには合っていない可能性があるからです。

僕自身そうですがブログ・YouTube・書籍等で情報を発信している人というのは、自分の成功体験・失敗体験を基に解説しているだけなので、必ずしも全員に当てはまるわけではありません。

例えば僕はコーナリングにおいてステップ荷重というステップを踏み込む技術を積極的に使うのですが、ステップ荷重は指導員やプロとして競技を行っている人の中でも意見が分かれています。

ライディングテクニックやバイクについての考え方にはそういうものが沢山あるので、誰々がこう言ってたから正しい、誰々がこう言ってから間違っていると判断するのは早計です。

では何を参考にすれば良いのか、それは色々な所から情報を得て、自分で試して効果を実感できたものを取り入れていくのが良いと思います。

その1つの情報源としてマッスルバイク教室、そして僕のYouTubeチャンネルであるマッスルバイクちゃんねるで発信している情報を参考程度に実践していただければ幸いです。

まとめ

以上が「バイク1年目に知りたかったこと4選」でした。

時間をかけて成長するのは悪いことではないですが、時間をかけるのと非効率的な道を辿るのはまた別の話です。

バイク初心者の間からこれら4つのポイントを意識できると、かなりの速度で成長できると思うので一緒に頑張っていきましょう。

↓動画verはこちら↓

 

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