今回は「バイクの盗難を防ぐ方法」というテーマでお話していきます。
皆さんは年間でどれくらいのバイクが盗難されているかご存知ですか?
知らない人は予想してみてください。
バイクの盗難件数は毎年減少傾向にあるものの、令和元年の盗難件数は1年間で約11,000件となっています。
1日に約30台のバイクが盗難被害に遭っていると考えると、決して少ないものではありません。
もしかするとこの記事を見ているあなたのバイクは、既に盗難されている可能性もゼロとは言い切れません。
そして盗難されてから警察に届け出を出したところで、バイクが返ってくる確率は10%前後とされているので、盗難された時点でそのバイクは無くなったも同然です。
こういう風に聞くと
盗難防止をしないと!
と警戒心が生まれると思いますが、実際は何も対策をしていない人が多いのではないでしょうか。
なので今回はバイクの盗難を防ぐための方法について詳しく解説していくので、何が何でもバイクをパクられたくない!という人はぜひ見ていってください。
①アースロック
1つ目はアースロックです。
よくタイヤにだけチェーンを巻いて駐車してあるバイクを見かけますが、残念ながら全くと言って良いほど意味がありません。
なぜならタイヤにだけチェーンを巻いたところで、持ち上げれば運び出すことができるからです。
1人であればハンドルロックされたバイクを持ち上げて移動させるのは難しいですが、バイクを盗むのは個人ではなく窃盗団です。
バイクは大の大人が2人もいれば簡単に持ち上げて運ぶことができてしまうので、タイヤにだけチェーンを巻くのは無駄と言っても過言ではないです。
なのでタイヤにだけチェーンを巻くのではなく、移動や破壊をすることのできない物と一緒に巻きつけるアースロックが必要になります。
アースロックをすることでバイクを持ち上げて運ぶことが物理的に不可能になるので、バイクを盗むためにはチェーンを破壊するという作業が必須になります。
当然チェーンを破壊する作業が増えるということは余計に時間がかかるので、人目につく可能性も高くなります。
よって犯人はアースロックをしてあるならバレる可能性があるのでやめておこう、と諦めることになります。
なのでタイヤにチェーンを巻く際は、大前提としてアースロックをするようにしましょう。
アースロックをしていてもチェーンが細すぎると、ボルトクリッパや油圧カッターでものの数秒で切られてしまうので、最低でも10mm以上の太さがあるチェーンを購入してください。
ただ油圧カッターであれば20mmの太さがあっても切られてしまうので、本当に盗難をされたくないのであれば少し値は張りますが、キタコ製のロボットアームロックというチェーンをオススメします。
ロボットアームロックなら他のチェーンとは違い、金属部分が鎖型になっていないのでそもそもカッターで挟むことができません。
チェーンの中では最強レベルの物だと思うので、興味がある方はぜひリンクから見てみてください。
ロボットアームロック https://amzn.to/3vBssh0
②バイクカバー
2つ目はバイクカバーです。
犯人は手当たり次第に盗めるバイクを適当に盗んでいるのではなく、高額で売れるバイクやパーツを優先的に盗んでいきます。
確実に高額で売れるバイクと高額で売れるか分からないバイクがあれば、確実に高額で売れる方を盗むのは当然ですよね。
バイクカバーをかけずにバイクを駐車している人はわざわざ犯人に
このバイクはいくらで売れますよ
と教えているも同然です。
なので売れるのか売れないのか、品定めをさせないためにバイクカバーを装着するようにしましょう。
そしてバイクカバーを購入する際はカバーをめくられないように、チェーンロック用の穴がある物を選びましょう。
カバーの穴とタイヤをチェーンで巻くことによって簡単に中身が確認できないようになるのと、犯人への牽制にもなります。
後輪はアースロックで前輪はカバーと一緒にチェーンを巻く、という風にするのが良いと思います。
バイクカバーすらしていないオーナーは、防犯意識が低いのが丸分かりになって格好の獲物になるので 面倒臭くてやってないという人はぜひこれを機に検討してみてください。
バイクカバー https://amzn.to/3j7qH2S
③アラームディスクロック
3つ目はアラームディスクロックです。
これまでの盗難対策は、ぶっちゃけ時間稼ぎにしかならないのが実情です。
チェーンやカバーを破壊するのはほぼ無音で済ませることができてしまうので、残念ながら犯人からすると盗もうと思えば盗める状態です。
なので盗難されていることに自分もしくは周囲の人が気づいて、未然に盗難を防ぐことが必要になってきますが、そのためにはアラームディスクロックをつけることをオススメします。
アラームディスクロックとは一定の衝撃や振動などが発生するとアラームが鳴り異常を知らせてくれる というものです。
チェーンやカバーを破壊したりバイクを盗んでいくためには少なからずバイクを動かす必要があります。
アラームディスクロックが装着されているバイクを動かすと、すぐに大音量のアラームが鳴るので誰かしらが気になって様子を伺いますよね。
そうなると犯人は犯行現場をモロに見られることになってしまうので、そのまま盗難を続けるわけにはいかなくなります。
もし盗まれたとしても目撃した人やその日その時間にアラームが鳴ったことを覚えている人がいれば、犯人を見つけることが容易になります。
犯人にとってはチェーンロックよりもアラームディスクロックの方が厄介な存在となるので、盗難防止としては必須と言っても過言ではないです。
アラームディスクロックについてもオススメの商品のリンクを貼っておくので、興味がある方はぜひ見てみてください。
アラームディスクロック https://amzn.to/3jbqzPT
④レバーロック
4つ目はレバーロックです。
レバーロックを装着するとアクセルとブレーキレバーが固定されるので、解除しないとアクセルを回すことができなくなるのと、常時ブレーキがかかりっぱなしの状態になるので、バイクを押して移動させることができなくなります。
他の盗難防止グッズと比べるとあまり主流なものではないですが、レバーロックも有効な手段の1つになります。
ただアクセルとブレーキを単にロックしただけでは前輪を持ち上げたりブレーキオイルを抜くと動かすことができてしまうので、レバーロックだけを装着してもあまり意味はありません。
バイクを持って行かれないために装着するというよりは、見た目的にも目立つので抑止力として装着することをオススメします。
レバーロック https://amzn.to/32mOG7c
まとめ
おそらくここまで記事を見てくださった方の大半が
盗難対策めっちゃ面倒くさいやん
と思っていると思いますが、あなたが面倒くさいと思うということは、犯人も面倒くさいと思うということです。
ここまで盗難対策をしているバイクとチェーンを巻いてあるだけのバイクがあれば、当然手間のかからないチェーンが巻いてあるだけのバイクを優先的に盗むのは当たり前ですよね。
なのでバイクに乗るときに自分で「何個ロックを解除しないといけないんだ」と呆れてしまうほど対策をすることが、1番の盗難対策となります。
ただ残念ながらここまで厳重に盗難対策をしても盗まれるときは盗まれます。
最悪の場合なくなったバイクのローンを払い続けないといけないという1番ツラい状況になることもあり得るので、バイクの盗難保険に入っておくことをオススメします。
またこの記事で紹介した盗難防止グッズのリンクは盗難防止グッズの中でもオススメの物なので、ぜひ参考にしてみてください。
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