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マスツーリング(集団走行)をオススメしない理由5選【経験談】

事故を起こしたくない人へ
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今回は「マスツーリングはオススメしない理由5選」というテーマでお話していきます。

マスツーリングとは複数人でのツーリングのことを指します。

近頃は身近な友達や家族だけではなく、ネット上で知り合ったあまり面識のない人とツーリングをする人が多いようですが、はっきり言って危険です。

共通の趣味を持っている人たちとツーリングをするのが楽しいというのは分かりますが、一緒に走る人を選ばないと自分が危険な目に遭うばかりではなく、相手を危険な目に遭わせる可能性も大いにあります。

なので今回はマスツーリングはなぜ危険なのか、どのようにすれば安全なのかを詳しく解説していくので、日頃マスツーリングをしている人や、友達などとツーリングをしてみたいと考えている人は、ぜひ見ていってください。

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①ペース

1つ目はペースです。

人によって安全かつ楽しく走れるペースというのは変わってきます。

その安全かつ楽しく走れるペースが人によって違う原因としてはいくつかありますが、主な原因は技術の差です。

例えば普段からサーキット走行やジムカーナをする人であれば、ある程度の技術と知識が身についていると思います。

逆に教習所を卒業したての人は、安全が確保された教習所のコースしか走ったことがないので、自分が安全かつ楽しく走れるペースすら分かっていない状態です。

そんな人たちがマスツーリングをしてしまうと、ペースに大きな差が生まれるのは当然のことですよね。

ここまで技術に大きい差がないとしても、少しのペースの違いでカーブを曲がりきれなかったり、ブレーキが間に合わないという事態になってしまうことも十分にあり得ます。

このペースの違いによってマスツーリング中に事故を起こす人が多いので、1番警戒すべきところだと言えます。

では自分と同じレベルにある人としかツーリングにはいけないのかというと、決してそういうわけではありません。

大切なのは周りのペースに合わせるということです。

基本的にマスツーリングでは先頭の人が走るペースに合わせて走行することになるので、先頭の人が飛ばすと当然後ろの人もついていくために飛ばさないといけなくなってしまいます。

なので先頭には1番運転技術が高く周りを見る能力が長けている人を配置して、しっかりとペースなどについて話し合う必要があります。

当然ですがバイクの運転に慣れていない人がペースを合わせるのではなく、バイクの運転に慣れている人が慣れていない人のペースに合わせましょう

ただあまり面識のない人だと、一緒に走る人が安全に走行できるペースが分からないのと、ペースを下げてくださいとも言いにくいと思うので、バイクの運転に慣れていない人がネット上などで知り合った人とツーリングに行くのはオススメしません。

②目的

2つ目は目的です。

ツーリングに求める楽しさというのは人によって変わってきます。

ワインディングを楽しみたい人もいれば、景色を観ながらゆったり走りたい人など様々です。

なので自分の目的と大きく逸れた考え方の人とツーリングに行ってしまうと、お互いにツーリングを楽しむことができないのと、1つ前の内容でもお話したように走行するペースも変わってしまいます。

実際に僕は景色などにあまり興味はなく、バイクを運転することが好きなだけなので、景色の良いところで停まって写真を撮ってみたいな感じのツーリングはあまり好きではないです。

逆に景色を楽しみたい人からすると、僕のような人とツーリングに行くのは楽しくなく、ストレスも溜まってしまうと思います。

そうなるとお互いにイライラして運転が雑になってしまい、事故につながる可能性もないとは言い切れません。

なので一緒にツーリングに行く人はどのような目的でツーリングに行くのか、しっかりとお互いに理解しておく必要があります。

そしてこれもあまり面識のない人だと聞きにくいのもありますし、思っていたツーリングと違ったという場合もあるので、ネット上などで知り合った人とツーリングに行くのをオススメできない理由の1つとなります。

③信号

これはマスツーリング中によくある話ですが、先頭の人が交差点に進入したときは青信号だったけど、後ろの人が交差点に進入するときに信号が黄色や赤に変わってしまうというパターンです。

話しだけ聞いていれば

信号が変わったなら停まれば良いやん

と思った方が多いと思いますが、その通りです。

ただマスツーリング中は、グループから離れてしまって迷惑をかけてはいけないという誤った考え方をしてしまって、多少無理なタイミングでも交差点に進入してしまう人が多いです。

そうなってしまうと信号無視で捕まることもありますし、最悪の場合矢印信号で右折してくる対向車に轢かれる、いわゆる右直事故に遭ってしまうこともあります。

先頭の人が信号の変化を予測して

全員が渡りきれないから青信号だけど停まろう

みたいなことは当然周りには他の車も走っているのでできません。

なので自分は先頭ではなく先導してもらっているからといって何も考えずについていくのではなく、しっかりと自分で周りを見て状況を判断して運転する必要があります。

④進路変更

4つ目は進路変更です。

これも信号と似たような問題なのですが、前方の車を追い越すときや交差点を右左折するときには進路変更をする必要があります。

その際に大所帯で走っていると全員が入れる隙間を見つけないといけないので、混んでいるような道路では状況判断が難しくなります。

信号であれば逸れてしまってもその先で待っていれば良いだけですが、進路変更時に逸れてしまって右左折するタイミングを逃してしまうと、合流するのが難しくなってしまいます。

なので逸れないために本来なら絶対にやらないようなタイミングで進路変更をしてしまって、危険な目に遭うというパターンも少なくありません。

2~3人でツーリングをする場合はそこまで状況判断が難しくなることはないですが、人数が増えるほど進路変更時のタイミングは難しくなるので、これもマスツーリングをオススメしない理由の1つとなります。

⑤車種・排気量の違い

5つ目は車種・排気量の違いです。

バイクにはネイキッド、スポーツ、アメリカン、オフロード、125cc、250cc、750cc、1000ccと様々な車種と排気量が存在しますが、それぞれに異なった特性があります。

例えば125ccのバイクであればギアチェンジを頻繁に行わないといけないので、250ccや750ccと比べると疲労は溜まりやすいですし、アメリカンで峠を走ると直ぐにステップが擦ってしまうので、必然的にペースを落とす必要があったりと、全てのバイクが同じ走行をできるわけではありません。

マスツーリングでは様々な車種・排気量のバイクが集まることになると思うので、それぞれの特性を全員が理解しておく必要があります。

特にツーリングで高速道路を使う場合は、車種・排気量の差が大きく生じます。

1000ccのバイクであれば100km/hという速度は数秒で出せるのに対して、250ccで100km/hを出そうと思うと結構回さないと出ないのが実情です。

そして追い越しをする際も1000ccであれば5速に入ったままでも十分に加速ができるので、ギアを下げる必要はないですが、250ccになると一旦ギアを下げてから加速しないと追い越しに必要な加速ができません。

そうなるとグループから逸れてしまったり、無理に追いつこうとして無茶な運転をする人が増えてしまいます。

なので車種・排気量の差についてもお互いを理解した立ち回りが必要となります。

まとめ

以上がマスツーリングをオススメしない理由でした。

5つの理由を挙げましたが簡潔にまとめると、マスツーリングは自分のペースで走れないからオススメしない、ぶっちゃけこれだけです。

当然マスツーリングにも楽しさはありますが、自分のペースで走れないということは1人で走っているときよりも、より多くのことを考えながら走行しないといけないので、疲れやすく事故のリスクも上がってしまいます。

そんな状況でも自分が休みたいと思ったタイミングで休めないとなると、単純に良くないですよね。

なのでマスツーリングをする場合は気兼ねなくペースや休憩のタイミングなど、様々なことを相談してお互いに理解し合える身近な人と走ることをオススメします。

あくまでも今回の記事の内容は個人的な意見であって、ルール的にマスツーリングをしてはいけないというわけではないので、マスツーリングを反対をするわけではありません。

ただマスツーリングをするのであれば、最低でもこれくらいの配慮はして運転しないといけないということを覚えておいてください。

↓動画verはこちら↓

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