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バイクで雨の日に転ける人の特徴5選【転けない方法】

事故を起こしたくない人へ
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今回は「雨の日に転ける人の特徴」という内容でお話していきます。

いきなりですが質問です。

皆さんがバイクに乗っていてあと10分で家に着くというタイミングで小雨がポツポツ降ってきたとします。

天気予報によると20分後に本降りに、30分後には雨は完全に止むとなっています。

そのような状況になった場合、皆さんは雨宿りをするそのまま帰る、どちらを選びますか?

おそらく大半の方が雨が止んでも路面が乾くわけではないので本降りになる前に帰るという選択をするかと思いますが、そのまま帰るを選んだ人は転ける可能性が高いです。

実は雨が降り出して若干路面が湿っているときと、本降りになって路面がビショビショのときを比べると、若干路面が湿っているときの方が滑りやすいです。

なぜなら雨の降り出しは路面に溜まったホコリや泥が浮き上がってくるからです。

逆に路面がビショビショになると浮き上がってきたホコリや泥が流れるので、雨の降り出しよりも本降り後の方が滑りにくくなるというわけです。

ただ路面が乾いているときと比べると濡れた路面は当然滑りやすいのには変わりないので、スリップには警戒する必要があります。

なのでこの記事では雨の日に転ける人がやりがちな運転と転けないための対処法を解説していくのでぜひ見ていってください。

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①急ブレーキ

1つ目は急ブレーキです。

雨の日に急ブレーキをかけてはいけない、これは誰でも理解していると思います。

ただ街中では急ブレーキをかけてしまって転ける人が珍しくありません。

なぜ急ブレーキが危ないことを理解しているのに急ブレーキをかけてしまう人がいるかというと、急ブレーキをかけている自覚がないからです。

ブレーキをかけた際に自分の体重がガクッと一気に前に乗ってしまうブレーキは、雨の日に限っては急ブレーキと呼べるでしょう。

路面が乾いているときであれば意図的にそのようなブレーキ操作をすることもあると思いますが、雨の日に体重が一気に前に乗ってしまうようなブレーキ操作、所謂急ブレーキは転倒につながるのでやるべきではないです。

では路面が濡れているときはどのようにブレーキをかければ安全なのか、それは瞬発的にブレーキをかけるのではなく徐々に強めていくようにしましょう。

ブレーキを徐々に強めていってタイヤを地面に少しずつ押し付けるイメージでブレーキを操作すると、安全かつ短く減速停止することが可能になります。

このようなブレーキをかけるためにはいつでも落ち着いてブレーキ操作をできる状況にないといけないので、雨の日は特に車間距離や速度に気をつけて運転しましょう。

②ブレーキの配分

2つ目はブレーキの配分です。

路面が乾いているときと路面が濡れているときで前後輪ブレーキの配分に差がない人は転ける可能性が高いです。

路面が乾いているときに安全かつ短く減速停止するために適切とされているブレーキの配分は一般的に前輪7割、後輪3割とされています。

ただ路面が濡れているときは前輪ブレーキの割合が高すぎると転けるリスクが高くなってしまいます。

なぜなら万が一前輪ブレーキをかけすぎて前輪タイヤがロックしてしまうと、ハンドルが一気に左右どちらかに切れてしまうので即転倒につながるからです。

逆に後輪ブレーキをかけすぎて後輪タイヤがロックしても、真っ直ぐ走っている状態であれば真っ直ぐ滑っていくだけなので即転倒するわけではありません。

なので雨の日は前輪ブレーキの割合を少し減らして前輪6割、後輪4割でかけるようにしましょう。

さらに細かい話をするとブレーキをかける際は 前輪ブレーキよりも後輪ブレーキを少しだけ早めにかけるようにしてください。

なぜなら前輪ブレーキは後輪ブレーキよりも良く効くので、前輪ブレーキを先にかけてしまうとバイクの前側に体重がかかって後輪タイヤと地面の接地面積が少なくなってしまいます。

そうなると車体が安定しないのと後輪ブレーキの効きが悪くなってしまうので、後輪ブレーキを先にかけてから前輪ブレーキをかけることで後輪タイヤのグリップ力を失うことなく減速停止することが可能になります。

ブレーキの配分やタイミングとか言われてもよく分からない!

という人は、とにかく雨の日は前輪ブレーキだけを強くかけてしまうようなブレーキ操作は危険と覚えてもらえればオッケーです。

③急アクセル

3つ目は急アクセルです。

普段からアクセルのオンオフが激しい人は雨の日に転ける可能性が高いです。

カーブを曲がっている最中にアクセルを急激に回すと後輪が滑るというのは大半の方が認識していると思いますが、路面が濡れているときは直線を走っているときでもアクセルの回し方には気をつける必要があります。

なぜなら路面が濡れていると後輪タイヤと地面との摩擦力が減るので、アクセルを急激に回してしまうと後輪タイヤが空転するからです。

直線ならタイヤが空転しても転倒することはないんじゃないの?

と思った方もいると思いますが、直線でバイクが一切傾いていなくても自分の体重が左右均等にバイクにかかっているとは限りません

左右均等に体重がかかっているのであればその場でタイヤが空転するだけなので転倒することはないですが、少しでも体重が片方に偏っている状態でタイヤが空転すると偏っている方向にタイヤが滑っていきます

なのでカーブを曲がっている最中はもちろんのこと、直線を走っているときもアクセルの回し方には気をつける必要があります。

普段から大型バイクに乗っている人やジムカーナ、サーキットを走る人はアクセルの回し方にはめちゃくちゃ気を遣っていると思いますが、中型クラスのバイクしか乗ったことのない人やスポーツ走行をしたことがない人は、そこまでアクセルの回し方に気を使う必要がない分、知らない間に雑なアクセルの回し方をしてしまっている傾向にあるので注意しましょう。

④急ハンドル

4つ目は急ハンドルです。

雨の日はいかにバイクを傾けずしてカーブや交差点を曲がるかに重点を置いて運転している人が多いかと思います。

実はそのような運転は半分正解で半分間違いです。

なぜならバイクを傾けずにハンドルだけでカーブや交差点を曲がるためには、速度をめちゃくちゃ落としておく必要がありますが、ハンドルだけで曲がりきれる速度が一体どれくらいなのか分かりますか?

おそらく大半の方が自分のバイクでカーブや交差点をハンドルだけで曲がれるのは何キロまで!と答えられないと思います。

ハンドルだけで曲がれる速度が分からないということは、ハンドルだけでは曲がりきれない速度でカーブや交差点に進入してしまう可能性があるということです。

ハンドルだけで曲がりきれない速度でカーブや交差点に進入してしまうと、曲がりきるためには更にハンドルを切るもしくはバイクを傾けないといけなくなります。

おそらくそのような状況だと曲がりきれないという恐怖心と焦りから、急な動作をしてしまう可能性が高いです。

急にハンドルを切る急にバイクを傾ける、どちらにせよ急な動作は即転倒につながってしまいます。

特に急にハンドルを切ると前輪タイヤが滑ってしまうので、前輪タイヤが滑るとリカバリーの間も無く転けてしまうので急ハンドルは絶対に避けるべきです。

路面が濡れていても傾け方さえ気をつければある程度なら傾けてもすぐにスリップするわけではないので、ハンドルだけで曲がることに固執しすぎないようにしましょう。

⑤走行位置

雨の日はどれだけ運転技術が高い人でも、外的な影響を受けてしまうと転倒につながることがあります。

外的な影響というと、マンホール、白線、グレーチング、落ち葉など道路には様々なものがあります。

路面が乾いているときでもこれらのものを避けて運転している人は多いと思いますが、雨の日は視界が悪くなるので知らない間に踏んでしまって転倒する人が多いです。

マンホールに関しては道路の様々な場所に設置されているので、しっかり自分の目で見て確認するしかないですが、白線、グレーチング、落ち葉は走行位置を意識することで極力避けることができます。

白線、グレーチング、落ち葉は道路の端にあることが多いので、雨の日はキープレフトをせずに道路の真ん中寄りを走行するようにしましょう。

特に落ち葉は四輪車のタイヤが通らない場所に溜まりがちなので、四輪車のタイヤが通る位置を狙って走行することで避けることができます。

そして走行位置を意識するメリットがもう1つあって、それは見落とされにくくなることです。

雨の日は四輪ドライバーも二輪ライダーと同じく視界が悪い状態なので、バイクを見落としてしまう人が多いです。

四輪ドライバーに見落とされないためにはヘッドライトで存在を知らせるのが有効的です。

キープレフトで走行していたりすり抜けをすると四輪ドライバーからはヘッドライトが見にくくなるので、四輪車と同じ走行位置を走行するようにしましょう。

ただ四輪車と同じ走行位置を走る場合は、水溜りに警戒するようにしてください。

タイヤがよく通っているところは路面が削られているので、水溜りがある可能性が高いです。

水溜りを通った直後はブレーキディスクとパッドが濡れて摩擦力が少なくなるため、ブレーキが効きづらくなります。

水溜りを通った直後に前方の車が急ブレーキをかけたりすると、ほぼ確実に止まれずに追突してしまうことになるので、できるだけ水溜りは避けて運転するようにしましょう。

まとめ

以上が雨の日に転ける人の特徴でした。

個人的には雨の日はバイクに乗らないのが1番だと思います。

なぜなら自分がいくら気をつけていても周りも悪条件下で運転していることには変わりないので、事故に巻き込まれる可能性があるからです。

とは言っても雨の日でもバイクに乗らないといけない人はいると思うので、以上のポイントに注意して運転してみてください。

この5つのポイントに注意して走行することで、雨の日でも転倒することはまずなくなると思います。

ぶっちゃけ雨の日に転けてしまうような運転をしている人は、路面が乾いていても転けやすいです。

雨の日だけ気をつけるのではなく、日頃からこれらのポイントに注意して運転しておくことで路面が濡れていても乾いていても転倒することのないライダーになれるはずです。

とにかく急な動作をやらずに走行位置を考えて運転していきましょう。

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