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【1つはやってるかも】意外と危険なバイクの乗り方4選

事故を起こしたくない人へ
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今回は「意外と危険なバイクの乗り方4選」というテーマでお話していきます。

バイクというのは乗り方を間違えると事故を起こしやすくなったり、事故の被害を大きくしてしまう可能性が非常に高い乗り物です。

なので日頃から危険とされている乗り方は避けるようにしているとは思うのですが、これからお話する意外と危険なバイクの乗り方に該当する乗り方を1つもしていないという人は、かなり少数派になってきます。

なぜ僕がそう言い切れるのかというと、普段バイクに乗っている人が大型二輪の教習を受けに来られると、99.9%の人がこれからお話する内容に当てはまるような乗り方をしているからです。

シチュエーションによっては敢えてこれからお話する内容に当てはまるような乗り方をする場合もあるので、一概にどのような状況においても危険とは言えないですが、敢えてやっているのとクセで何となくやっているのでは雲泥の差があります。

なので今回はどのような乗り方が危険なのか、どのようなシチュエーションでは有効なのかについて解説していきます。

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①つま先ステップ

1つ目はつま先ステップです。

皆さんは足のどこでステップを踏んでますか?

選択肢としてはつま先、母指球、土踏まず、かかと、と様々ですが、サーキットやジムカーナの選手のように速い人がやっているからと、何も考えずにつま先でステップを踏むのはオススメしません

なぜならつま先でステップを踏んでしまうと後輪ブレーキの操作が遅れてしまうからです。

つま先でステップを踏んでいると、後輪ブレーキを操作するという動作の前につま先を移動させるという動作が増えることになるので、コンマ数秒ですがブレーキ操作が遅れる原因になってしまいます。

サーキットやジムカーナのような決まったコースを走る場合であれば、どこでブレーキを操作するのかが事前に分かっているので、つま先でステップを踏んでも何ら支障はないですが、公道では通勤通学で毎日同じコースを走っていたとしても常に状況は変わってきますよね。

なので公道を安全に走るという観点からみると、瞬時に後輪ブレーキを操作できる足の位置でステップを踏むのがベストとなります。

ただ間違えて欲しくないのが、つま先でステップを踏むのは悪というわけではありません。

スポーツ走行をする場合はつま先でステップを踏んだ方がバイクの挙動を掴みやすかったり、つま先が地面に接触してしまうリスクを抑えることができるといったメリットも多数存在します。

そして体格や車種によっては、ブレーキペダルをいつでも踏めるような位置につま先を置いておくのがキツい場合もあります。

要は何も考えずに見様見真似でつま先でステップを踏むのはやめましょう。

するのであればメリットとデメリットを理解しておきましょうということです。

②つま先ペダルの下

2つ目はつま先ペダルの下です。

チェンジペダルの下につま先を差し込んだまま走行している人が結構いると思いますが、これは絶対にやめた方が良いです。

なぜなら左側にバイクを傾けた際につま先が地面に接触してしまったり、万が一転倒した場合につま先が抜けなくなってバイクの下敷きになったり引きずられる可能性があるからです。

教習所でもクランクのような低速走行時なのにも関わらず、転倒した際にバイクと体を離せなくて足を骨折するという、大した転倒じゃないのに大きい怪我を負ってしまうパターンも珍しくありません。

なのでギアチェンジの必要がないときにまで、つま先をチェンジペダルの下に差し込んだまま走行するのはやめましょう。

ちなみにチェンジペダルの上につま先を置いておくと、勝手にギヤを下げてしまうから下に差し込んだままにしているという人もいると思うのですが、そういう方はステップを踏む位置をもう少しだけ後ろに下げるようにしましょう。

個人差はありますが土踏まずよりも後ろでステップを踏んでいる状態で脱力すると勝手につま先が下がってしまうので、母指球と土踏まずの間らへんでステップを踏むのが良いかと思います。

③右足着地

3つ目は右足着地です。

教習所では右足や両足を出して停止しないように指導されますが、なぜ停止時に右足を出してはいけないのか分かりますか?

主な理由としては2つあるのですが、まず1つ目は右足を車に踏まれないようにするためです。

すでにバイクに乗っている方なら1度は経験したことがあるかと思いますが、自分が先頭で信号待ちをしているとそこまで左端に寄っていなくてスペースがないのにも関わらず、無理やり横に並んでくる車が結構いますよね。

その際に右足を出して停止しているとタイヤで右足を踏まれる可能性がないとは言い切れないので、右足はできるだけステップの上に置いておくべきだと思います。

そしてもう1つの理由は停止時に後輪ブレーキを使えないからです。

街中での減速停止は前輪ブレーキだけでも事足りるので、後輪ブレーキを使わなくても何ら支障はないように思えますが、それは大きな間違いです。

なぜなら後輪ブレーキの役割は制動だけではなくて、車体を安定させるという役割もあるからです。

例えば前輪ブレーキだけをかけると車体が前のめりになって全体的なバランスが崩れてしまいますが、前輪ブレーキと合わせて後輪ブレーキをかけると車体の前側だけではなく車体全体が沈んでくれるので、安定したブレーキングを行うことができます。

もっというと減速停止する際は、前輪ブレーキよりも後輪ブレーキを少しだけ早めに操作することで制動力のあるより安定したブレーキングを行うことができます。

右足や両足で着地をする癖がついてしまうと、咄嗟のときにこのような制動力のある安定したブレーキングを行うことが難しくなるので、前輪ブレーキだけで事足り場合でも、横着をせずに後輪ブレーキも使うことをオススメします。

ちなみに停止時にバランスを崩してしまうからと両足で着地している人もいると思いますが、そもそも停止時にバランスを崩してしまう原因が後輪ブレーキを使っていないからなので、変な癖がついてしまう前に改善していきましょう。

④急制動でもクラッチを切る

4つ目は急制動でもクラッチを切るです。

これは大型二輪教習の試験課題である急制動の指導をしているときによくあるのですが、ある程度強いブレーキをかけて停止しないといけないような状況なのにも関わらず、ブレーキと同時にクラッチを切る人がめちゃくちゃ多いです。

そして

クラッチはブレーキと同時ではなく停止する寸前に切るようにしてください

と言っても、8割の人がまた同じタイミングでクラッチを切ってしまいます。

ブレーキと同時にクラッチを切ったからといって減点対象になることはないですが、そのようなブレーキングが身についてしまって指導されても改善できないというのは非常に危険です。

なぜならバイクというのはクラッチを切るとエンジンブレーキが効かなくなる上に、駆動力といってタイヤを地面に押し付ける力が抜けるので、転倒するリスクが跳ね上がってしまうからです。

実際に普段バイクに乗っているのにも関わらず早めにクラッチを切ってしまって転倒する人や、転倒しないにしても後輪タイヤをロックさせてしまう人がめちゃくちゃ多いので、ある程度バイクの運転に慣れている人でもやってしまっている可能性が高いです。

長い距離を使って落ち着いて停止できるような状況であれば手前からクラッチを操作しても問題はないですが、ある程度強めのブレーキをかけないと停まれないような状況でこのようなブレーキングをしてしまうのはハッキリ言ってヤバいです。

じゃあ急制動をしないといけないような状況ではどのタイミングでクラッチを切れば良いのかというと、停止する寸前です。

もっと言うと停止する寸前にクラッチを切らなくてもエンストするだけなので、クラッチのことを考える暇があればブレーキングに集中してください。

街中では先の信号が赤と分かれば手前からニュートラルに入れて空走したり、シフトダウンによるエンジンブレーキを活用してなめらかな停止をすることが多いかと思いますが、しっかりと前後ブレーキを使った短く停止できるブレーキングというのも身につけておくようにしましょう。

まとめ

以上が「意外と危険なバイクの乗り方4選」でした。

冒頭でもお話したように敢えてこれら4つに当てはまる運転をしている人もいるとは思いますが、するのであればメリットデメリットを踏まえた上で行うようにしましょう。

↓動画verはこちら↓

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