今回は「こんな人とはツーリングに行くな」というテーマでお話していきます。
気の合う仲間と一緒に走りに行くのもバイクの楽しみ方の1つですが、複数人でのツーリング所謂マスツーリングは一人でのツーリングよりも様々な理由から危険性が高いとも言えます。
特に一緒にツーリングをする相手はしっかりと選ばないと事故率が跳ね上がると言っても過言ではありません。
なので今回は一緒にツーリングに行かない方が良い人の特徴を解説していきたいと思います。
①すり抜けをする人
1つ目はすり抜けをする人です。
1人で走行している際のすり抜けについてはもはや何も言いませんが、誰かと一緒に走っているときまですり抜けをするような人は相手のことを一切考えていない自己中心的な人間の可能性が非常に高いです。
すり抜けではなく追い抜きに該当する抜き方であればルール的には問題ないですが、自分が安全に追い抜けたからといって一緒に走っている人も安全に追い抜けるとは限りません。
しかし先導しているライダーが追い抜きをするとマスツーリング中は一緒に走っている人と逸れたくないという気持ちが強くなってしまうので、無理をしてでもついて行こうとする人が多くなってしまいます。
なのですり抜けは当然のこと、追い抜きに関してもよほど道幅が広く一緒に走っている人全員の安全が確実に確保されているようなシチュエーション以外では違反ではないにしてもやるべきではないと思います。
こんなことはマスツーリングを1度でもしたことのある人なら言われなくても理解していると思うのですが、理解していても一緒に走っている人のことを考えられずすり抜けや追い抜きをしてしまう人もいます。
特にネット上でもたまに見かける、わざわざ日頃からすり抜けをしていることを武勇伝のようにアピールするような人はマスツーリング中でもイキってすり抜けをする可能性が高いので、一切の関わりを持たないようにするのが良いと思います。
②休憩しない人
2つ目は休憩しない人です。
僕自身1人でツーリングをする場合は2~3時間であれば目的地に着くまで一切休憩を取らないことが多いですし、1人で走っているのであれば休憩するしないは自由だと思いますが、誰かと一緒に走っているときにまで小まめに休憩をとらない人はすり抜け同様相手のことを一切考えていない可能性が高いです。
特にバイクは車種によって疲れやすさが変わってくるので「自分はいつも2時間走り続けても疲れないから相手も大丈夫だろう」という憶測はアテになりません。
そして相手が自分よりも乗車姿勢が楽なバイクに乗っていたとしても自分より疲れていないとは限りません。
なのでその都度疲れていないか確認するのも重要ですが、事前に何分走り続けたら〇〇で休憩しましょうという風に決めておくのがベストかと思います。
そうすることで
休憩することで一緒に走っている人に迷惑をかけるんじゃないか
という心配をせずに、全員が気兼ねなく休憩を挟むことが可能になります。
ちなみに効率的な休憩の仕方としては長い時間走行して長い時間休憩をするのではなく、小まめに休憩を繰り返すことで後半に疲れがドッと出てしまうという事態を避けることができるようです。
またマスツーリング中の休憩は毎回会話が弾んで休憩が長くなってしまいがちですが、休憩が長すぎても脳のスイッチが切れてしまって集中力を取り戻すのに時間がかかるなんてこともあるようなので、合間の休憩はあまり長くなりすぎないように注意しましょう。
③ネットで知り合った人
3つ目はネットで知り合った人です。
今時こんなことを言うと古いと感じられるかもしれませんが、TwitterなどのSNSで知り合った人とツーリングに行くのはオススメしません。
何故なら相手がどのような人なのか素性が分からないのと、何よりコミュケーションが十分にとれないからです。
よくマッチングアプリなどでも思ってたような人と違うかったみたいなことがあるようですが、ツーリングが始まってからそれに気づいていてはもはや手遅れです。
ネット上では
自分はそんなに飛ばしたりしないですよ
と言っていたとしても、飛ばす飛ばさないの認識は人によって変わってきますし、運転に慣れていない人に良いところを見せようとして攻めた運転をするような恥ずかしい人もいます。
「いやでもそんなこと実際に走ってみな分からんやん」と思った方もいると思いますが、おっしゃる通りでどれだけネット上でやり取りをしていてもどのようなレベルなのか、どのような運転をする人なのかは実際に会ってみないと分かりません。
ただ万が一自分が思っていたような人ではなかった場合、ネットで知り合って間もない人に「ついていけないのでペースを下げてください 変な格好つけないでください」とは中々言いづらいと思います。
特にバイクの運転に慣れていない人はついていけない自分が悪いと思ってしまいがちなので、ますます助けを求めるのが難しくなってしまいます。
なのでバイクに慣れない間は誰かと走りに行きたいという気持ちは分かりますが、一緒に走る相手はしっかり選ぶようにしましょう。
何年も連絡をとりあってお互いに気を許しているような相手であれば、ネットで知り合った場合であってもこのような心配をする必要はないかもしれませんが、いきなり連絡をしてきていきなりツーリングに誘うような人は正直それだけで警戒すべき人間だと個人的には思います。
街中でいきなり
趣味合いそうやしご飯行かへん?
と言われたら誰やねんコイツ怖ってなりますよね。それと同じです。
④ペースを合わせられない人
4つ目はペースを合わせられない人です。
マスツーリングは運転に慣れている人が運転に慣れていない人のペースに合わせるのが基本となります。
しかしマスツーリング中の事故が多いという実情を見ると、このペースを合わせるという基本ができていない人が多いことが分かります。
1つ前の内容でもお話したように、バイクの運転に慣れていない人はペースを落としてほしいという申し出がしにくいというのもありますし、圧倒的に経験が少ないのでカーブに対してどのような速度で、どのような傾きであれば曲がれるのかというのが計算できません。
なのでバイクの運転に慣れている人が相手のレベルを見て、このペースなら無理なく走れるだろうというペースで自分自身も走って先導してあげる必要があります。
ただこれは口で言うのは簡単ですが、実際にやろうと思うと結構難しいです。
自分が遅いと思っているペースでも相手からすると無理をしないとついていけないような場合もありますし、遅すぎてもバイクを傾けづらくなったり、カーブ中にクラッチやブレーキの操作が必要になって逆に危険な状態になる可能性もあります。
なので街中は運転に慣れている人が先導をして、峠などカーブが連続するような場所では運転に慣れていない人が先頭を走るようにするのがベストかと思います。
バイクの運転に慣れていない人が後ろから追いかけられるとそれもプレッシャーになることもあるので、そこはしっかりとバイクの運転に慣れている人が無理をしないように伝えるのが大切になります。
繰り返しになりますが、こういうコミュニケーションもネット上で知り合った人とは中々とりづらいと思うので、バイクの運転に慣れていない人ほどネットで知り合った人とツーリングに行くのはオススメしません。
まとめ
以上がこんな人とはツーリングに行くなでした。
少し大げさかもしれないですが、マスツーリングは一緒に走っている人の命を預かる行為とも言えます。
逆に言えば命を預ける側にも責任はあるので、一緒に走りにいく人間は慎重に選択すべきです。
そして誰かと一緒に走る楽しさよりも面倒臭さが勝ってしまうという人は僕と同じくそもそも誰かと一緒に走るのが向いていないタイプの人間だと思うので、ぼっちライダーを極めていきましょう。
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