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【超危険】雨の日でも安全に走る方法3選

事故を起こしたくない人へ
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今回は「雨の日でも安全に走る方法3選」というテーマでお話していきます。

答えから言ってしまうと、雨の日の事故率は晴れている日と比べて約4倍となっています。

さらにこれが深夜になると事故率は約7倍まで高まると発表されています。

これはバイクのみならず車の事故も含めての統計になるので、バイクの事故だけを集計すれば多少の誤差は発生しますが、雨の日は車と比べてバイクの方が安全というのはまずあり得ないので、無視できる数字ではないと思います。

 

雨の日のバイクが危険なんて言われなくても知ってるわ

という感じだと思いますが、無意識のうちに雨の日にやってはいけない行動をしてしまっている可能性も大いにあります。

 

なので今回は雨の日でも安全に走る方法と雨の日にやってはいけない行動について解説していきます。

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①ブレーキの配分

1つ目はブレーキの配分です。

路面が乾いている場合の適切なブレーキ配分は前輪7割後輪3割と言われていますが、路面が濡れているような状況では前輪7割後輪3割ブレーキは避けるべきです。

なぜなら後輪ブレーキをかけすぎて後輪タイヤがスリップを起こしても、後輪ブレーキを離すことですぐにリカバリーすることができるのに対して、前輪ブレーキをかけすぎて前輪タイヤがスリップを起こすと、前輪ブレーキを離す間もなく転倒する可能性が非常に高いからです。

当然後輪タイヤのスリップについても危険なことには変わりないですし、絶対にリカバリーができるというわけではないですが、僕の経験上、雨の日の前輪タイヤスリップはほぼ詰みです。

なので雨の日や路面が濡れているような場合は、前輪6割後輪4割の配分でブレーキをかけるようにしてください。

 

1割ブレーキの配分を変えただけでそんなに変わる?

と疑問に思った方もいると思いますが、めちゃくちゃ変わります。

正直前輪6割後輪4割と言われても、どれだけブレーキが効いているかは感覚でしか分からないので難しいところではありますが、感覚でブレーキの配分を変えたということさえ分かっていれば問題なしです。

要は前輪ブレーキをいつもよりも弱めにして、弱くした分を後輪ブレーキで補ってくださいということです。

ただ前輪ブレーキを弱くしすぎたり、後輪ブレーキを強くしすぎるのも危険なので、あくまでもメインのブレーキは前輪、補助のブレーキは後輪という認識を持ってもらうために、前輪6割後輪4割という表現をさせていただきました。

前輪ブレーキの配分を少なくするということは制動距離は長くなってしまうので、大前提として前輪ブレーキの配分を少なくしても安全に減速停止できるような速度と車間距離で走行するようにしてください。

普段からしっかりと前後ブレーキの配分を意識して安定したブレーキングを行えている人であれば、そこまで気にする必要はないのですが「自分はこのような状況ではこのようなブレーキ配分でブレーキをかけています」と明確に説明できないような人は、特に注意する必要があります。

②深い水たまりを避ける

2つ目は深い水たまりを避けるです。

大雨が降ると舗装された道路であってもある程度深い水たまりができてしまうことがありますが、水たまりはできるだけ避けて走行すべきです。

なぜならブレーキディスクやブレーキパッドが濡れてしまうと、摩擦抵抗が少なくなってブレーキの効きが悪くなってしまうからです。

大雨が降っているような状況では、深い水たまりに入らなくてもブレーキディスクやブレーキパッドは常時濡れている状態になるので、水たまりを避けたところで結果は同じじゃないの?と思った方もいると思いますが、それは大きな間違いです。

走行中は常にタイヤが回っている状態なので、多少の水気であれば遠心力で自然と飛んでいってくれるのに対して、深い水たまりを通過したあとの水気を飛ばすためには、より強い遠心力と時間が必要になります。

より強い遠心力が必要だからといって急加速をするのは当然危険ですし、時間が必要になると言っても数秒の差ではありますが、深い水たまりを通過した瞬間に減速停止をしないといけないような状況も公道では十分あり得ます。

なので少しでもブレーキ性能が低くなっている状態を減らすために、深い水たまりは避けるべきだと思います。

これはあくまでも僕の経験談になるのですが、教習所のコース内にある深い水たまりをわざと通過してどれだけブレーキが効きにくくなるのかという実験をしたことがあるのですが、水たまりを通過して0.5秒後くらいにブレーキを操作すると全然ブレーキが効かずに、1~2秒後にブレーキが効きだすなんてこともありました。

10回中10回とも全然ブレーキが効かなかったというわけではないですが、可能性としてはあり得るということです。

公道で事故を起こさないためには1mmでも危険性があるのであれば、その危険性を排除する作業が重要になってくるので、できる限り深い水たまりには入らないようにしましょう。

ただ水たまりを避けるために急に進路を変えたりするのは非常に危険なので、しっかりと先の状況と周りの状況を見て行動するようにしてください。

③車体の傾け方

3つ目は車体の傾け方です。

雨の日はとにかく車体を傾けずにカーブを曲がるのが良いと思いがちですが、それは半分正解で半分間違いです。

交差点の右左折のような超低速の場合は、敢えて車体を傾けて曲がる必要がないのと高確率で白線を踏むことになるので、ハンドル主体で曲がるのが安全と言えますが、カーブについてはそうとは言い切れません。

なぜなら何がなんでも車体を傾けてはいけないという発想を持ってしまうと、カーブ手前で周りの流れにそぐわない速度まで急激に減速してしまったり、カーブを曲がりきれなくなってしまう可能性があるからです。

確かに車体を傾けすぎると危ないというのは事実ですが、単純に車体の傾けすぎが原因で転けるというのはサーキットじゃない限りはごく稀だと思います。

この画像を見ていただきたいのですが

雨が降って路面がめちゃくちゃ濡れているのにも関わらず、結構車体が傾いてますよね。

レインタイヤを履いているのとmotoGPライダーの技術があるからこそ、ここまで車体を傾けても転けないというのも当然ありますが、ノーマルタイヤであっても車体を傾ける=即転倒というわけではないので、雨の日であってもとにかく車体を傾けずに曲がらないといけないというわけではないです。

ではなぜ雨の日にカーブで事故を起こす人が多いのかというと、一気に車体を傾けているからです。

バイクのタイヤは地面との接地面積が名刺一枚分、約5cm程度しかないことから、急な動作を行うとすぐにグリップ力をなくしてスリップしてしまいます。

さらにタイヤには排水という大きな役割もあるのですが、一気に車体を傾けると排水もままならないので、よりスリップしやすい状況を生んでしまうことになります。

しかし慎重に時間をかけて車体を傾ければ、ある程度車体が傾いていたとしてもそこまで大きくタイヤのグリップ力と排水効果を失うわけではないです。

浅い傾きを一気に行うのと深い傾きを慎重に行うのでは、圧倒的に浅い傾きを一気に行う方が危険なので、雨の日は車体の傾き、所謂バンク角よりも車体の傾け方に注意するようにしてください。

ただ車体が傾けば傾くほどアクセル操作やブレーキ操作をミスすると転けやすいことには変わりないので、普段よりも車体の傾きを抑えた運転は心がけていきましょう。

まとめ

以上が「雨の日でも安全に走る方法3選」でした。

以前にも同じ趣旨の記事を投稿したのですが、これからの時期止むを得ず雨の日でもバイクに乗らないといけないようなこともあると思うので、改めて解説させていただきました。

気を抜いたときに起こってしまうのが事故なので、今まで雨の日に危険な目に遭ったことがない人も、これを機により一層警戒心を持って運転していただけると幸いです。

↓動画verはこちら↓

 

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