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バイクの運転が下手な人の特徴6選

教習所のコツ
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今回は「バイクの運転が下手な人の特徴」という内容でお話していきます。

皆さんは自分の運転に自信はありますか?

自分の運転が上手いのか下手なのか認識するのは中々難しいと思いますが、この記事の内容であるバイクの運転が下手な人の特徴に多く当てはまる人は高確率でバイクの運転が下手です。

運転が下手ということは街中で事故を起こす可能性が高いので大問題ですよね。

ただ下手だからダメというわけではなく自分の運転レベルを認識しておくことが重要になるので、自分の運転と下手な人の特徴を照らし合わせていくつ当てはまるのか、数えながら見ていってください。

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①目線が近い

1つ目は目線が近いです。

バイクは基本的に乗っている人が見ている方向に進もうとするので、カーブや交差点を曲がるときは曲がる先を見ながら運転する必要があります。

当然カーブや交差点に限らず直線であってもしっかり目線を先に向けておかないと、急に飛び出してきた歩行者や車に気づくのが遅れるので事故の原因にもなります。

ただ初心者に限らず目線を先に向けて運転できているライダーはぶっちゃけめちゃくちゃ少ないです。

教習所に通っている人はほぼ全員できてないと言っても過言ではないですし、街中、峠、サーキットを走っているような人でも目線が近い人は珍しくありません。

誰もが教習所で目線の重要性に関しては教わっているはずなのに、なぜ近くを見てしまうのか。

それは恐怖心のせいです。

これは仕方のないことですが、大体の人が恐怖心を覚えると下を向いてしまうと思います。

分かりやすいのがジェットコースターで、ジェットコースターが苦手な人は大体下を見て、ジェットコースターが好きな人は前を見て乗りますよね。

それと同じでバイクの操作に慣れていなかったりスピードを出すことに慣れていない人は、恐怖心から下を向いてしまいます。

ただバイクもジェットコースターも下を見てしまうと先の状況が分からなくなるので、さらに恐怖心が増してしまいます。

恐怖心が増してしまうと体が硬直してバイクであればガードレールにそのまま一直線、という事故も珍しくないです。

なので最初は手元を見たくなるのは分かりますが、手元を見たところで運転に必要な情報を得ることはできないのと、さらに怖くなるだけなので、怖いときこそ前を見るクセをつけるようにしてください。

そうすることによって意識しなくても常に前を見ながら運転できるようになるはずです。

②ニーグリップが甘い

2つ目はニーグリップが甘いです。

ニーグリップとは膝でタンクを挟むことでバイクと体の一体感を得るというものです。

このニーグリップができていないと体を支えることができなくなってしまうので、アクセルやブレーキを操作したときに体が振られてしまったり、バイクを傾けるきっかけが作りにくくなってしまったり、ツーリングですぐに疲れやすくなったりとデメリットだらけです。

なので教習所では毎時間のようにニーグリップを意識するように指導していますが、知らない間に膝が開いてしまうという方が珍しくないです。

なぜそのようなことになってしまうのかというと、つま先が開いているからです。

椅子に座っている状態でやってみてほしいのですが、つま先を開いた状態で膝を閉めようとしてみてください。

おそらく大半の人が力を入れないと膝を閉められないと思います。

逆につま先を閉じた内股の状態で膝を閉めようとしてみてください。

膝を閉めようとしなくても勝手に膝が閉まっていると思います。

人間の骨格的につま先が向いている方向に膝も向くので、つま先を開きながら膝を閉めるのは無理な動きをしている状態になります。

なので足が疲れてきて勝手に膝が開いてしまうというわけですね。

知らない間にニーグリップを解除してしまう傾向にある方は、膝を閉める意識よりもつま先の向きを気にして運転してみてください。

さらに言えば膝でタンクを挟めていなくても、くるぶしでバイクをしっかり挟めていれば多少膝が開こうがニーグリップと同じ効果を得ることができるので、くるぶしからつま先を意識することをオススメします。

③上半身が硬い

3つ目は上半身が硬いです。

バイクは基本的に下半身を主に使って操る乗り物です。

下半身ではなく上半身に力が入ってしまうと、アクセルやブレーキの微調整が難しくなったり、二輪車の特性であるセルフステアという車体が傾いた方向にハンドルが切れるという動作を邪魔してしまうので、思った通りにカーブを曲がれなくなってしまいます。

なので上半身の力は極力抜いておく必要がありますが、これもニーグリップと同じで無意識の間に上半身に力が入ってしまうという方も珍しくないと思います。

なぜそのようなことになってしまうのかというと、下半身に力が入っていないからです。

下半身に力が入っていないとアクセルを回したときの加速Gやブレーキをかけたときの減速Gに耐えるために上半身に力を入れざるを得なくなります。

逆にいうと下半身でしっかり体とバイクを支えられていれば、上半身の力を入れなくてもGに耐えることが可能になるので、半身の力を抜くことよりも下半身に力を入れることを意識してみてください。

そうすることによって自然と上半身の力が抜けてくると思います。

④アクセルが雑

4つ目はアクセルが雑です。

目の前にバイクがある体でアクセルを回す動作をやってみてください。

このときにハンドルに対して垂直に握って、手首だけでアクセルを回している人は微調整が下手な可能性が高いです。

正解はハンドルに対して斜めから握って、手首と前腕を使って回すようにしましょう。

さらに細かい話をするとアクセルを回す際に力を入れるのは小指、薬指、中指と親指の付け根です。

イメージは野球のバットやドアノブの握り方と同じですね。

人差し指と親指で握りこんでしまうと手首を大きく動かさないとアクセルを回せなくなってしまうので、微調整がしにくくなってしまうのとすぐに手首が疲れてしまいます。

なのでアクセルを回したときに体が置いていかれるような加速をよくしてしまう方や手首がすぐに疲れてしまうという方はアクセルの握り方と回し方にも意識してみましょう。

特に大型バイクに乗っている方はパワーが有り余っているので不意にアクセルを回しすぎるとウィリーしてしまったり、後輪が滑ってしまうこともあるので注意してください。

⑤ブレーキが雑

5つ目はブレーキが雑です。

減速や停止をするときに瞬発的なブレーキ操作をする人は運転が下手な傾向にあります。

なぜならブレーキを瞬発的に操作するとタイヤがロックしやすくなったり車体が安定しないので、速く走ることも遅く走ることも上手くできなくなってしまうからです。

なのでブレーキを操作するときは一気に強めるのではなく、少しずつ強めていくのが正解です。

少しずつブレーキを強めていくことでタイヤが地面に押し潰されて地面との接地面積が増えるので、制動力も増していきます。

さらに細かい話をするとブレーキをかけるときは、前輪ブレーキよりも後輪ブレーキを先にかけ始めることで車体の安定性と制動力を上げることが可能になります。

前輪ブレーキは後輪ブレーキよりも制動力が高いので、前輪ブレーキを先にかけてしまうと後輪タイヤが浮き気味になってしまいます。

タイヤが浮いてしまうと地面との接地面積が少なくなるので、ブレーキの効きも悪くなってしまいます。

なのであまり効かない後輪ブレーキを先にかけることで後輪タイヤを若干沈めて、前輪ブレーキをかけたはずみで後輪タイヤが浮かないようにしておく必要があります。

ただ後輪ブレーキだけを使用しても制動力はあまりないので、前輪7後輪3の割合でブレーキをかけるようにしましょう。

そうすることによって車体全体を沈めることができるので安定した減速と停止が可能になります。

⑥ムダに傾けすぎ

6つ目はムダに傾けすぎです。

よくネット上でタイヤを端まで使えないやつは遅いみたいな話がありますが、タイヤを端まで使える=速いというわけではありません

確かにサーキットやジムカーナが速い人はタイヤを端まで使うのが当たり前です。

ただ認識的にはタイヤを端まで使えているではなく、タイヤを端まで使ってしまっているが正解です。

なぜならタイヤを端まで使ってしまっている状態というのはそれ以上バイクを傾けることができないので、コーナリングの速度を上げることができません

なので速く走るためにはいかにバイクを傾けずにカーブを曲がるかが重要になってきます。

タイヤの限界まで傾けないためにはライン取りやブレーキの使い方、コーナリングフォームなど改善すべきポイントはいくつもあります。

これら全てを完璧に行った結果タイヤを端まで使っているのなら問題はないですが、改善の余地が残っているままタイヤを端まで使ってしまうというのはムダに傾けすぎていると言っても過言ではないです。

そもそも街中でバイクをムダに傾けないといけないようなリスクの高い運転をするような人は、上手い下手以前の問題だと思います。

場所や状況に応じて走り方を変える技術を身につけていきましょう。

まとめ

以上がバイクの運転が下手な人の特徴でした。

僕が指導員として色々なライダーを見てきた中で、これらのポイントに当てはまる人は運転があまり上手くない傾向にあります。

ただ冒頭でもお話したように下手だからダメというわけではなく、自分のレベルを認識しておくことが重要になります。

当てはまるポイントが多かった人は街中で事故を起こす可能性も高いので、ツーリングなどでバイクに乗るときは当てはまるポイントに留意して運転しましょう。

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