今回は「バイクの死亡事故が多い時間帯」という内容でお話していきます。
皆さんは通勤通学、ツーリングでバイクに乗るとき、何時くらいから出発して何時くらいに帰宅していますか?
実は皆さんが日頃バイクに乗っている時間帯は、事故が多発している時間帯かもしれません。
事故が多いということはいくら自分が安全運転に努めていても、事故に巻き込まれる可能性が高いということです。
なので事故が多い時間帯は極力避けてバイクに乗ることが安全と言えます。
ということから今回はバイクの事故が多い時間帯について詳しく解説していくので、自分が日頃バイクに乗っている時間帯と照らし合わせて見ていってください。
主に死亡事故が多いとされている時間帯は2箇所あるので、それぞれの事故の特徴と対策を解説していきます。
①午前6時から午前8時
まず1つ目は午前6時から午前8時です。
二輪車の死亡事故は午前6時から午前8時の間が飛び抜けて多くなっています。
なぜこの時間帯に二輪車の死亡事故が多くなってしまうのかと言うと、通勤通学時間と重なるからです。
この時間帯の四輪車の死亡事故は平均よりも少し多いくらいですが、二輪車の死亡事故は飛び抜けて多くなっています。
その要因としては渋滞を避けるために二輪車で出勤している方が多いので、すり抜けをする前提で走っている方が多くなるからです。
実際に僕もこれくらいの時間帯に四輪車で出勤していますが、危険なタイミングですり抜けや割り込みをしてくる二輪車がメチャクチャ多いです。
そして事故を起こしている二輪車もよく見かけます。
ただ事故が多い時間帯だからと言って通勤通学時間を大幅に変えることは難しいですよね。
ではどうすれば良いのか、それはすり抜けを前提とした時間設定にしないことです。
二輪車で出勤するときは四輪車で出勤する時間よりも遅く家を出発する方が大半だと思いますが、そもそもその時間設定の仕方が間違えています。
渋滞している中でのすり抜けは確かに時間短縮に繋がりますが、事故にも繋がりやすくなってしまいます。
なので午前6時から午前8時の間に通勤通学をしている方は、すり抜けをしなくても仕事に間に合う時間、すなわち四輪車と同じ流れでも間に合う時間に家を出発するようにしましょう。
そしてこの時間帯にツーリングに出かける方も例外ではないです。
通勤通学の時間帯というのは時間に追われていて焦っていたり、イライラしているドライバーが多いのでムチャな運転をする二輪車や四輪車に事故られる可能性も高くなります。
なので朝早くからツーリングに行きたい気持ちも十分わかえいますが、事故を貰いたくない人は午前6時から午前8時の間に出発するのは避けた方が良いです。
ではどれくらいの時間帯にツーリングに出発するのが1番安全なのか、それは午前8時から午前10時です。
二輪車の死亡事故は午前8時から午前10時の間が比較的少ないとされているので、午前中に出発するのであればこの時間帯が1番事故のリスクが少ないと言えるでしょう。
ただ午前中は昼間、夜間に比べると四輪車対二輪車の事故は比較的多いとされているので、四輪車の動きには十分に注意して走行する必要があります。
②午後18時から午後20時
2つ目は午後18時から午後20時です。
2番目に二輪車の死亡事故が多いとされている時間帯は、午後18時から午後20時です。
なぜこの時間帯に二輪車の死亡事故が多くなってしまうのかと言うと、退勤時間と重なるのと暗さに目が慣れていないからです。
この時間帯は二輪車だけではなく四輪車の事故も多くなる傾向にあるので、出勤の時間帯よりも危険な場合もあります。
その要因としては仕事や学校が終わったら一刻も早く家に帰って一杯やりたい、遊びに行きたい、ゆっくりしたいという方が多いからです。
早く家に帰りたいがために混んでいるのにも関わらず、スピードを出そうとする人が多くなるので事故が増えてしまいます。
更に夕暮れ時は夕日が眩しくて周りが見えなかったり、徐々に暗くなって視界が悪くなるので周囲の状況が見えていない人が多くなります。
そんな中で早く帰りたいがためにすり抜けをすると、事故を起こしたり事故に巻き込まれるリスクが高くなるのは当然ですよね。
仕事が終わって疲れきっているドライバーが、二輪車のことを気にかけてくれることはまずないと思ってください。
暗くてもボーッとしていても見落とされないような走行位置と運転行動を心がけましょう。
そして午後18時から午後20時の間にツーリングの帰路に就く場合も注意が必要となります。
複数人で街中を走行している場合はあまりすり抜けをすることもなく、見落とされることもないので比較的安全ですが、解散後1人になったときに気が抜けてしまう方が多いと思います。
よく家に帰るまでがツーリングと言いますがその通りで、解散したあともしっかり気を張って自分が事故られないような運転行動を心がけましょう。
午後20時以降になると他の時間帯と比べて圧倒的に事故の件数は減るので、できれば午後18時から午後20時までは飲食店などで時間を潰して午後20時以降に帰路に就くようにするのがオススメです。
ただ時間が遅くなるにつれて道が空いているため道路の流れが早くなるので、事故の件数は減るものの死亡事故の件数は増える傾向にあります。
道が空いていると速度を出したくなるのも分かりますが、それで事故を起こしてしまっては本末転倒なのでしっかり自制心を持って運転するようにしましょう。
まとめ
以上がバイクの死亡事故が多い時間帯と対策でした。
これらの時間帯は避けて運転すべきですが、通勤通学の時間を変えることは難しいと思います。
なのでこれらの時間帯に街中を走行する場合は、なぜ事故が多いのか、どのように対策すれば良いのかを踏まえた上で運転するようにしましょう。
そうすることで死亡事故の多い時間帯でも自分の身を守ることが可能になります。
ツーリングに出かける際は午前8時以降に出発し、午後20時以降に帰路に就くというスケジュールを組むとより安全にツーリングを楽しむことができます。
二輪車の事故の大半は知識をつけておくことで回避することが可能です。
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