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実は違反なバイクのカスタム4選【捕まるかも】

バイクコラム
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今回は「実は違反になるカスタム」というテーマでお話していきます。

皆さんは自分のバイクをどの程度カスタムしてますか?

買った状態のノーマルのまま乗っている人もいれば、原型がないほどカスタムしている人など様々だと思います。

バイクは趣味性の高い乗り物なので、人のカスタムにどうこう言うのはお門違いだと思いますが、カスタムの仕方を間違えると違反になってしまうこともあり得ます。

そして現在は一昔前よりも様々な規制が厳しくなっているので、カスタムをしていたが故に捕まってしまったという話もよく耳にします。

なので今回はどのようなカスタムが違反になってしまうのか、詳しく解説していきたいと思います。

すでにバイクをカスタムしている人や、これからバイクをカスタムしていこうと思っている人は、ぜひ見ていってください。

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①マフラー

1つ目はマフラーです。

バイクのカスタムと言えば1番に思いつくのがマフラーだと思います。

マフラーを交換することによって音だけではなく、バイクの見た目も大きく変わるので、より自分好みのバイクに近づけることが可能になります。

さらに規制の範囲内であれば音量を大きくすることによって、車に見落とされにくくなるという効果もあるので、マフラーのカスタム=悪ではないと個人的には思います。

ただマフラーのカスタムも装着するマフラーによっては違反になる可能性があります。

ではどのようなマフラーを装着すると違反になるのか、それは音量が大きすぎるマフラーです。

正確に言うと

  • 50cc以下の原付一種は84dBまで
  • 125cc以下の原付二種は90dBまで
  • 250cc以上のバイクは94dBまで

となっています。

この規制値よりも大きい音量のマフラーを装着していると整備不良となり

違反点数2点、反則金7000円(原付は5000円)

が科せられることになります。

ちなみに音量を測定する際は、アイドリングの状態ではなく、最大出力の半分の回転数まで回した状態で測定されます。

例えば10000回転まで回るバイクであれば、その半分の5000回転の状態で測定することになるので、アイドリング状態だと静かだからオッケーというわけではありません。

さらに平成22年4月以降に製造されたバイクは、近接排気騒音だけではなく加速中の音量、加速走行騒音も規制の対象になっています。

しかし加速中の音量を測定することは難しいので、加速走行騒音に関しては純正マフラー、JMCAマーク、Eマーク付きのマフラーであれば取り締まりの対象にはなりません

ただ逆に言うとこれらのマフラーでなかった場合は、問答無用で取り締まりの対象となります。

そしてもう1つ気をつけないといけないのが、バッフルがボルトなどで固定されているだけで簡単に取り外しができるようなマフラーも取り締まりの対象となっています。

このようにマフラーのカスタムを合法的にクリアしようと思うと中々難しいのが現状です。

ただ騒音規制が厳しくなっているが故にマフラーを製造している企業も、騒音規制をクリアしつつバイクに合うようなカッコ良いマフラーを多く製造してくれているので、まだまだ選択肢は残っています。

必要以上にうるさいマフラーは本当に迷惑なのとそもそも違反なので、自分が装着しようとしているマフラーは規格をクリアしているのか、しっかりとチェックするようにしましょう。

すでにマフラーをカスタムしている人は、劣化によって購入時よりも音量が大きくなっている可能性もあるので、騒音計で測定することをオススメします。

オススメの騒音計のリンクを貼っておくので、興味がある方はぜひ見てみてください

【オススメの騒音計】 https://amzn.to/3isflpa

(精度を保証するわけではありませんが、車検場で測定した数値と同じ数値が出ました)

②ナンバープレート

2つ目はナンバープレートです。

ナンバープレートは手軽にカスタムできるのと、位置や角度を変えたり、フレームやカバーを装着するだけで、バイクの印象がゴロッと変わるので人気のカスタムの1つと言えます。

ただ知らない人が多いと思いますが、ナンバープレートの表示方法は2016年からより規定が厳しくなりました。

なのでナンバープレートに関しては昔は大丈夫だったけど今はアウト、というものが多く存在するので1つずつ詳しく説明していきます。

1.縦向きナンバー

まず1つ目は縦向きナンバーです。

アメリカンタイプのバイクに乗っている人が、ナンバープレートを縦にして装着しているのをたまに見かけますが、規定が改正されるまではグレーゾーンだったので、よほどのことがない限りは違反にはなりませんでした。

しかし規定が改正された現在では、縦向きにナンバープレートを装着するのは完全にアウトとなっています。

違反として扱われるようになってからも、縦向きナンバーのまま走っている人をたまに見かけることがあるので、昔にカスタムしたままにしてしまっている人は元に戻すようにしましょう。

2.サイドナンバー

2つ目はサイドナンバーです。

サイドナンバーとはアメリカンタイプのバイクでは主流なカスタム法で、本来バイクの中央についているナンバープレートを、左右どちらかに移動させて装着するというものです。

このサイドナンバーに関しては規定上問題のないカスタムなので、違反にはなりません。

ただ気をつけないといけないのが、ナンバープレートを移動させる際に、テールランプの位置をバイクの中央からずらしてしまうのは違反になります。

アメリカンに乗っている人は1つ目と2つ目のカスタムをよくすると思うので、特に気をつける必要があります。

3.ナンバーの角度

3つ目はナンバーの角度です。

バイクのリア周りをスマートに見せるために、リアフェンダーを加工してナンバープレートの角度を変えたり、そもそもリアフェンダーを取り外して、車体の奥側にナンバープレートを取り付ける、裏ペタというカスタムをしている人が多いと思います。

これらのナンバープレートの角度を変えるカスタムについては、後方から番号が確認できる範囲であれば違反ではありません。

ただ2021年4月1日以降に販売、申請されたバイクに関しては、ナンバーの角度は上向き40度、下向き15度以内と明確に数字が決められているので、後方から見えていても規定の角度をオーバーしていると違反になってしまいます。

こう聞くと2021年3月31日までに販売、申請されたバイクは、番号が見えればどのような角度でも良いように聞こえると思いますが、決してそうではありません。

規定には「見やすい角度」と書かれているので、現場の警察官がナンバーの角度的に「見にくい」と判断すれば番号が見えていても違反になってしまいます。

特に裏ペタはそのような対応をされる可能性が高くなるので、目をつけられたくない人はやらない方が賢明です。

4.装飾

4つ目は装飾です。

これはあまりバイクにはやらないカスタムだと思いますが、ナンバープレートにこのようなカバーを装着するのは色付き色なしに限らず、番号が見づらくなるので当然アウトです。

そしてフレームの装着に関しては2021年3月31日までに販売、申請されたバイクは番号が見えていれば問題なし、2021年4月1日以降に販売、申請されたバイクは番号が見えていても違反となります。

それ以外にも番号が見づらくなる装飾などをつけるのは違反になるので、ナンバープレートには自賠責のシール以外何もつけてはいけないという認識を持っておきましょう。

以上がナンバープレートについての内容でした。

ナンバープレートについての違反をしてしまうと

  • 番号標表示義務違反
  • 整備不良
  • 違法改造

のどれかに当てはまります。

どの違反にしても違反点数と反則金、もしくはどちらかが科せられることになるので、ナンバープレートのカスタムをする場合は最新の規定を確認しながら行うようにしましょう。

③灯火類

3つ目は灯火類です。

灯火類のカスタムというと、ウインカー、ヘッドライト、テールランプなどの色や位置、大きさを変えるようなものがあります。

灯火類についても簡単にカスタムができる上に、ガラッとバイクの印象が変わるので人気のカスタムの1つと言えます。

ただ灯火類は他の部品、装置よりも厳しく規定が定められているので、大きく見た目が変化するようなカスタムを合法的にするのは難しくなっています。

特にウインカー ヘッドライト テールランプの色に関しては注意が必要で

  • ウインカーは橙色
  • ヘッドライトは白色
  • テールランプは赤色

と決められています。

結果的にこれらの色に光れば問題はないので、レンズの色を変えたりバルブの色を変えること自体は問題なしです。

ただレンズやバルブを変えたがために光度が下がってしまうことがありますが、それは取り締まりの対象になる可能性があるので、注意する必要があります。

またウインカーやヘッドライトの色に関してはバイクが生産された年式によっては、赤色にしたり黄色にしても問題がない場合もあるので、灯火類のカスタムをしている人やカスタムを検討している人はさらに細かく調べてみてください。

④ハンドル

4つ目はハンドルです。

「セパハンは腰が痛いからアップハンにしよう」

「カフェレーサー仕様にしたいからネイキッドだけどセパハンにしよう」

などといった理由からハンドルをカスタムしている人が多いのではないでしょうか。

ハンドルをカスタムすることによってバイクの見た目が変わるのもありますが、用途によっては純正よりもさらに乗りやすくなる場合もあります。

ただハンドルのカスタムをする際は高さと幅に注意しないと、整備不良で取り締まりの対象になることがあります。

ハンドルの高さと幅はバイクによって変わってきますが、カスタムの範囲は車検証や登録証に記載された高さと幅の規定値を基準として

  • 高さはプラスマイナス4cmまで
  • 幅はプラスマイナス2cmまで

となっています。

なので合法的に純正がアップハンのバイクをセパハンに、セパハンのバイクをアップハンにするのはまず不可能ということになります。

実際にネイキッドをセパハンにしてハンドルを切った際に、スイッチボックスがタンクに当たって操作ができない、という理由で整備不良を取られた知り合いがいます。

ただ高さや幅をオーバーしていても、見るからに運転操作に支障をきたすようなカスタムじゃない限りは取り締まりの対象になることはないようです。

違反になるならないは現場の警察官の判断になるので、あまり変化の大きすぎるハンドルのカスタムはしない方が得策と言えます。

まとめ

以上が実は違反になるカスタムでした。

僕自身もノーマルで乗るよりも、自分好みにバイクをカスタムする派の人間なので、カスタムをしたい気持ちは重々分かりますが、度を超えるとただの違法行為になってしまいます。

昔は容認されていたカスタムも今は完全にアウトとなっているものもあれば、これからさらに厳しくなっていくものもあるので、バイクをカスタムする派の人は最新の情報を随時取り入れるようにしましょう。

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